ロイヤルコレクション - TE8メティエ・ダールI

褪せることのない優雅さと革新的技術とが融合した手作り時計:アーノルド&サン TE8トゥールビヨンメティエ・ダールI

アーノルド&サンのTE8トゥールビヨン メティエ・ダールIは、英国の時計作りと手作業の伝統に忠実な、わずか8本しか製作されない限定版です。アーノルド&サンのロイヤルコレクションのこの時計には、英国風の優雅さと洗練とが豊かに表現されており、アーノルド&サンのデコラティブ・アートの象徴の時計です。

トゥールビヨンムーブメントは、時計製作の世界でも特に優雅なコンプリケーションの一つで、アーノルド&サンの歴史の中で重要な位置を占めています。卓越した時計職人だったジョン・アーノルドは、革新的な時計製作技術の開発に積極的に関わってきました。ジョンはA・L・ブレゲと密接に協力し、お互いの知識と情熱とを分かち合いました。この協力があったおかげで、A・L・ブレゲの最初のトゥールビヨンがジョン・アーノルドNo.11ムーブメントに搭載されました。No.11は、現在ロンドンの大英博物館に収蔵されています。

限定版TE8トゥールビヨン マティエ・ダールIは、アーノルド&サンの熟練した手彫り職人が、この限定版だけの新しいパターンを彫刻しました。このパターンは、ムーブメントの中心から広がる複雑な幾何学模様からできています。ムーブメントは洋銀と真鍮でできているため、この作業は特に骨の折れるものです。洋銀は堅い材質なので、手彫り職人は、作業中には手元を滑らせないように特に集中力を要します。また、工具の摩耗も激しいため、常に尖らせておかなければなりません。

手彫りは、ビュランという鋼製の工具など特殊な工具を使う伝統的な芸術様式です。これらの工具でカットや筋彫りをしたり、テクスチャを作り込み、イメージを形にしていきます。限定版のTE8トゥールビヨンIでは、バレルのブリッジやメイン文字盤の裏側に美しいパターンが手で彫られ、この特別なトゥールビヨン時計のために息を呑むような細かな細工が施されています。

アーノルド&サン トゥールビヨンTE8ムーブメントは、独特の「英国風」のデザインです。3/4バレルブリッジを波形に切り抜いた文字盤、三角形のトゥールビヨンとモーションワークブリッジ、そして3本のスポークを持つ車が際立ちます。同じ3本のスポークのデザインは、トゥールビヨン・ケージにも使われています。

現在見られるような、従来のトゥールビヨンと比較すると、TE8モデルは「裏返し」のスタイルだと言われます。つまり、普通は文字盤の裏側に隠されている技術的な要素や目を引く特徴が文字盤の側に現れているのです。いかにも英国風と言えるその他の技術的な特徴にはどんなに目の肥えた鑑定家でも魅了されることでしょう。たとえば、左右対称になったムーブメントのレイアウトをご覧ください。このようなレイアウトの実現には、技術面での数々の難題を克服する必要がありました。このためバレルのばねや、トゥールビヨン・ケージが時計の縦軸に沿って中央に配置されました。また巻き上げ機構を見ると、ムーブメント全体をスムーズに動かすため、「ウルフティース/狼の歯」と呼ばれる長くて細いスポークの車を使った伝統的な構造になっていることがわかります。

もちろん、手彫り細工の美しいこのすばらしい時計に施されたあらゆる仕上げや、ポリッシュ仕上げエッジの面取りブリッジのムーブメントの装飾は、アーノルド&サンの熟練した時計職人が一つひとつ手作業で行なったものです。このような職人芸が、トゥールビヨンのムーブメント・デザインの装飾要素に一層の輝きと深さを与えています。

このユニークな時計は、8本限定版です。直径は44mm、18Kローズゴールドのケースとムーブメントに、一つずつ手彫り細工が施され、番号が刻印されています。

 

© 2018 Arnold & Son