TBR Ref. 1ARAP.W01A.C120P

TBRは、アーノルド&サンのインストゥルメントコレクションで初めてトゥルービートシステムを備えた自動巻式ムーブメントを搭載しました。このムーブメントは、スイスのラ・ショー=ド=フォンにあるアーノルド&サンの工房で開発、デザイン、製作されたものです。時代を超えた飾り気のないデザインは、ジョン・ロジャー・アーノルドが後年製作した計器スタイルのクロノメーターからヒントを得たものです。このような形になったのは、航海中の過酷な環境に耐え、航海者が秒単位まで正確な経度を決定できる、丈夫で信頼性の高い時計が必要だったからです。

TBRは、これ以上ないほどシンプルな腕時計で、インストゥルメントコレクションを象徴するようなデザインです。この時計には、トゥルービート秒針とレトログラード表示という2つのコンプリケーションが搭載されました。文字盤の中心から外れた9位置時刻が表示されているのは、インストゥルメントコレクションのすべてのモデルの特徴で、その代わりに2つのコンプリケーションが前面に押し出されています。

文字盤全体を占めているのは、独立したトゥルービート秒針です。トゥルービート秒針は、航海中の航海者が、正確な時間を知る必要があったことを思い出させてくれます。しかし現在では、あまり見られなくなりました。これを自動巻式機構と組み合わせるには、莫大な量の専門知識が必要とされるからです。TBRは、洗練されたダブルホイール、スイングピニオン、パレット機構など国際的な特許取得済みの機構によって実現されました。この複雑な機構には顕微鏡が必要となるような正確さ(許容値1000分の1ミリメートル単位)が求められます。また中心となる部品は、最先端のLIGA(リソグラフィ、電鋳、モールディング)製作技術を使用して製作されました。LIGAはドイツ語の「Lithographie, Galvanoformung, Abformung(リソグラフィ、電鋳、モールディング)」の頭文字を並べたもので、ニッケルやニッケルリンで金属部品を作る一連のプロセスを意味します。

経度は、度、分、秒で測定されます。航海者は、ローカルタイムの正午(太陽が天頂にある時刻)とグリニッジ標準時の正午の時差を見ることで、グリニッジ子午線(0度)と比較して、秒単位まで正確に船の経度を算出し、それと同じくらいの精度で船の位置を割り出すことができます。

TBRの「R」は「レトログラード(逆行)」の意味で、この時計に使用されている、日付を指す針のコンプリケーションのことを説明しています。文字盤上で次に目を引くのは、1から31までのアラビア数字と、偶数日を表す点とで示す日付表示です。細く波打った針は、31日まで、1日ずつ進みます。31日の夜12時になると、針は1に戻り(レトログラード)、翌月1日を指します。そして再び最初から同じことが繰り返されます。

TBRのレトログラード機構は非常に洗練されたもので、特許取得済みの「dents sans jeu(文字通り、隙間のない歯)」が特徴です。この機構のおかげで、日を示す針がなめらかかつ正確に動作します。これらの構成部品は、複雑なLIGA製作技術でなければ製作できません。レトログラード日付表示は、リューズを使って設定します。しかしそれには、プッシュピースを追加する以上に困難な作業だったことを指摘しておかなければなりません。

 

Ref. 1ARAP.W01A.C120P
18Kローズゴールドケース

機能

時針、分針、トゥルービート秒針、レトログラード機構の日付

キャリバー

A & S6008

アーノルド&サン機械式ムーブメント、自動巻、セラミックス製ボールベアリング、34石、直径30.40mm、厚さ7.79mm、パワーリザーブ45時間、28,800振動。ムーブメントの装飾:ロジウム処理、高級時計仕上げのムーブメント:ポリッシュ仕上げエッジの手面取りブリッジ、細密なペルラージュとコート・ド・ジュネーブレヨナンテ(放射状の縞模様)、ブラシ仕上げにスケルトン加工のローター、青色のネジ。

キャリバー拡大

ケース

18Kローズゴールドケース、直径44mm、両面反射防止コーティングカーブドサファイア。シースルーサファイヤケースバック。

キャリバー詳細

ダイヤル

シルバーホワイトと銀色のオパーリンの文字盤

ベルト

手縫いのアリゲーターストラップ、色は茶または黒。

防水性

30m

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