DBS Ref. 1DSAP.W01A.C120P

インストゥルメントコレクションのDBSイクエーション・サイドリアルは、ジョン・ロジャー・アーノルドが製作した2つの時計(No.1とNo.2)に敬意を表するもので、平均太陽時と恒星時が別のサブ文字盤に表示されるようになっています。この2つの時計のムーブメントは、1796年から1799年にかけて製作された、熱補償「Z」テンプや拡張脱進機、金の巻きバネなど、アーノルド親子による特に有名な発明が採用されている点が特徴となっています。二人は、当時最先端のマイクロ工学を代表していたと言っても過言ではありません。

当時、恒星時を表示する時計はほとんどありませんでした。しかしアーノルド親子が先鞭をつけた後、ブレゲが続き、恒星時を持った、文字盤の配置のよく似ている時計(1824年に発売されたNo.3863など)が製作されました。

正確な恒星時を表示させるのはとても難しい注文です。第二輪列に平均太陽時を示す標準的なムーブメントを追加するだけでは解決とはなりません。平均恒星日は約23時間56分4.091秒で、平均太陽時の24時間の端数を処理したものではないからです。つまり、歯車を使って正しい回転速度を得ることは、事実上不可能なのです。アーノルド&サンが求める正確さを保証するためには、最初から正しい速度で回転するムーブメントを製作するしか方法がありません。言い換えれば、恒星時のためのムーブメントを作るのです。そのためにまったく新しいムーブメントが製作されました。2つのバレルと輪列に、2つのテンプと脱進機をそれぞれ異なる速度で動作させて、平均太陽時と平均恒星時を同時に表示させるようにしました。この技術面での解決法には、一方の動力が残り少なくなっても、もう一方には影響しないという利点もあります。テンプと脱進機を2つ搭載した腕時計は非常に珍しく、今ではほとんど見られません。そこでアーノルド&サンは、プライドを賭けてこの伝統の復活を目指しました。

DBSイクエーション・サイドリアルは、ブリッジ、バレル、輪列が完全な左右対称に配置されています。文字盤側もシンメトリーの配置が採用され、となり合った2つのテンプ受けによって輪が形作られています。恒星時は左側のサブ文字盤に、平均太陽時は右側に表示されます。さらに12時の場所には、2つの時間の均時差を24時間で示すサブ文字盤が配置されています。これにより、平均太陽時と恒星時の時差だけではなく、両方の時間が午前か午後かもわかるようになっています。文字盤中央には長い秒針が取り付けられています(平均太陽時を示すもの)。2つのバレルは右側のリューズで巻き上げますが、恒星時と平均太陽時は左右それぞれのリューズで別々に設定するようになっています。これにより、誤って時間の表示を変えたり、動かしたりしてしまうことを防いでいます。

 

恒星時について

恒星時は、天文学者が、夜空にある特定の恒星に望遠鏡を向ける際に、その方向を追跡するのに使用される時間です。平均恒星日は、地球が太陽以外の恒星に対して自転する時間で、23時間56分4.091秒となります。恒星時が平均太陽時より4分近く短くなるのは、地球が太陽の周りを公転しているためです。つまり遠くにある恒星が同じ地点に現れるまでの時間は、太陽が同じ点に現れるまでにかかる時間よりわずかに短くなるのです。

 

 

Ref. 1DSAP.W01A.C120P
18Kローズゴールドケース

機能

ローカルタイムの時針、分針、秒針、恒星時の時針と分針、ローカルタイムの24時間表示、恒星時の24時間表示。

キャリバー

A & S1311

アーノルド&サン機械式ムーブメント、手巻、42石、直径35mm、厚さ3.9mm、パワーリザーブ40時間、21,600振動。ムーブメントの装飾:ニッケルシルバーのムーブメント、ロジウム処理、高級時計仕上げ:ポリッシュ仕上げエッジの手作業面取りブリッジ、細密なペルラージュとコート・ド・ジュネーブ、青色のネジ。

キャリバー拡大

ケース

18Kローズゴールドケース、直径44mm、両面反射防止コーティングカーブドサファイア。シースルーサファイヤケースバック。

キャリバー詳細

ダイヤル

シルバーホワイトと銀色のオパーリンの文字盤

ベルト

手縫いのアリゲーターストラップ、色は茶または黒。

防水性

30m

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